トマトソースのパスタを、子どもが半分残しました。
わたしが仕事から帰ってきて、急いで作った日のことです。トマトが苦手なのは知っていたのに、「今日はソースにしたら食べるかも」と期待して出したのがよくなかったのだと思います。残った皿を見ながら、「これで宅食を頼んでも、同じことになるんじゃないか」と考えていました。
自分で作ったものでさえ残るのだから、届いたものを食べるはずがない。頼んだお金が無駄になる。そういう思い込みが、しばらくのあいだ、わたしを止めていました。
同じところで止まっている人も、いるのではないでしょうか。この記事は、その思い込みを抱えたまま宅食を使い始めた我が家の、一例の記録です。

先にお伝えしておきたい、我が家の前提
正直に書いておきます。
我が家の子どもは中学生で、1人です。苦手なものは、トマト・マヨネーズ・チーズの3つ。この3つは、いろいろな料理に形を変えて入ってくるので、外食でも家でも、けっこう気を使います。
ただ、中学生の好き嫌いと、幼児や小学校低学年の好き嫌いは、事情がかなり違うと思います。中学生なら「これは食べない」を自分で言えますし、苦手なものをよけて他のおかずを食べることもできます。小さいお子さんのいるご家庭には、そのまま当てはまらない部分があると思いますので、あくまで「うちの場合はこうだった」として読んでいただけたらうれしいです。
もうひとつ。この記事で扱うのは、メニューを自分で選べない宅食です。主軸のツクリオ(旧つくりおき.jp)も、サブで触れるわんまいるも、届くメニューはおまかせで、こちらから指定はできません。「選べないのに、どうやって回しているのか」が、この記事でお伝えしたいことです。
頼るのが怖かった本当の理由
子どもが食べなかった日に、しんどいことがふたつあります。
ひとつは、作り直し。もう一度台所に立って、何か別のものを出す。これがいちばんつらいという人は多いのではないでしょうか。夕方の疲れた体で、二度目の火をつける気力は、なかなか出ません。
もうひとつは、「無駄にした」という気持ち。材料も時間も使ったのに、食べてもらえなかった。しかも自分で買ったものなら、まだ諦めがつくのですが、宅食で届いたものを残されたら、「お金を払ってまで無駄にした」と感じそうで、それが怖かったのだと思います。
夕飯を頼むことに、そもそも後ろめたさがある。そのうえ、頼んだものが残るかもしれない。二重の不安があって、なかなか一歩が出ませんでした。頼ることへの罪悪感については、夕飯を「買う・頼む」に罪悪感があるあなたへにも書いています。
がんばって作ったのに評価されないつらさは、頑張って作ったのに「メインがない」と言われた日の記事のほうが近いかもしれません。
届くまでの不安と、実際に届いたもの
ツクリオを頼んだとき、いちばん気になっていたのは「苦手な3つが入っている率」でした。トマト・マヨネーズ・チーズは、煮込みにもサラダにもグラタンにも入ります。「届いたものの半分が食べられなかったら」と、正直、届く前は不安でした。
実際に届いたのは、主菜が3種類で合計8パック、副菜が5種類で合計5パック。おかずごとに容器に入っていて、冷蔵で届きます。家族で取り分ける型で、温めるのはレンジで5分ほど(商品によって違います)。
箱を開けて並べてみたときに、「あ、1品ダメでも他がある」と気づきました。主菜と副菜が複数種類あるということは、1品に苦手なものが入っていても、その1品を外せば、残りで1食が組めるということです。届く前に頭で考えていたときは、そこに気づいていませんでした。
子どもは食べたか
苦手なものが入っていない週は、おいしそうに食べていました。
ハンバーグが届いた週は、おかわりをしました。自分で作ったハンバーグでも、おかわりまではあまりしないので、少し意外だったのを覚えています。
味つけは、極端に濃くも薄くもなく、中学生の口には合っていたという印象です。「大人向けの薄味」でも「子ども向けの甘い味」でもない、家の食事に近い中間くらい、というのが我が家の感想です。
家族4人分としてどう足りるかは別の記事でも触れていますが、中学生の反応の詳しい話は夕食宅配は家族4人だと足りる?にまとめています。
苦手な食材が届いた週の、我が家の回し方
ここがこの記事の核です。メニューが選べない以上、苦手なものが入っている週は必ず来ます。我が家では、こう回しています。
その1品は、大人が食べる
苦手なものが入っている主菜は、最初から子どもの皿には乗せません。わたしと夫で食べます。実際に、子どもが食べなかった品がありました。野菜の品だったのですが、メニュー名までは正直よく覚えていません。それは大人が食べました。捨てたことはありません。
子どもには、他の主菜と副菜を多めに
1品抜けた分は、他の主菜と副菜を少し多めに取り分けます。主菜が複数種類、副菜も複数種類あるので、1品なくても皿の上は成立します。「今日はこれ食べられないから、代わりに何か作る」という流れにならないのが、いちばん助かっているところです。
お皿に移して出す
容器のまま出すこともありますが、一人前ずつお皿に移して出したことがあります。移すと、家の食事に見えました。取り分けの型だからこそ、盛りつけを変えられる自由があるのだと思います。この「お皿に移す」話は、手料理サブスクってあるの?にも書いています。

好き嫌いのある家から見た、ツクリオのメリット
我が家の視点で感じたメリットは、3つです。
ひとつめは、品数が複数あるので逃げ道があること。1品に苦手なものが入っていても、残りで1食になります。
ふたつめは、取り分け型なので量を調整できること。食べられる品を多めに、食べられない品はゼロに、と皿ごとに変えられます。
みっつめは、作り直しがなくなること。食べなかった品があっても、代わりの1品を作る必要がありません。他のおかずを多めに乗せて終わりです。
実際に使ってみた全体の感想は、ツクリオを使ってみたレビューに書いています。
デメリットも、正直に
いいことばかりではありません。
メニューが選べない。 苦手なものが入っている週は、必ず来ます。これは避けられません。逃げ道としては、先ほど書いたように「その1品は大人が引き受ける」ことになります。
家族全員が同じものを苦手だと、厳しい。 我が家は子どもだけが苦手なので大人が食べられますが、家族全員がトマトを食べないような家庭だと、その1品の行き場がなくなります。
大人の好みは後回しになる。 苦手な品を大人が引き受けるということは、大人が「食べたいもの」ではなく「余ったもの」を食べる日があるということです。ここは割り切りが必要だと思います。
なお、届いたメニューの内容によっては、「子どもが食べられる主菜が少ない週」もあるかもしれません。我が家ではそこまで困った週はまだありませんが、可能性としてはあると思います。
個食型という選択肢:わんまいるを家族分そろえた話
取り分け型とは別に、一人前ずつ袋に分かれた個食型という選択肢もあります。我が家では、わんまいる(健幸ディナー)を家族3人分そろえて食べたことがあります。
わんまいるは冷凍で、国産100%・無添加。一人前ずつ袋に入っていて、湯せんか流水解凍で温めます(レンジは使えません)。メニューはセットでおまかせで、こちらでは選べません。
家族3人で食べたとき、子どもは食べました。本格的な味でおいしいと、よろこんでいました。苦手なものが入っていた袋については、届いたセットの中から、苦手なものが入っていない袋を選んで子どもに出しています。一人前ずつ袋が分かれているので、食べる人の分だけ解凍でき、「この袋は大人、この袋は子ども」と分けやすいのが、取り分け型とは違うところだと思います。
初回は500円引きです。詳しい感想はわんまいるの口コミにまとめています。

向いている家庭・向いていない家庭
向いていると思う家庭
- 子どもが苦手なものを自分でよけられる年齢(我が家のように中学生くらい)
- 家族の中に、子どもの苦手なものを食べられる大人がいる
- 「食べなかった日の作り直し」がいちばんのしんどさになっている
向いていないと思う家庭
- 家族全員が同じものを苦手にしている
- 届くメニューをあらかじめ確認してから決めたい(選べない型なので、ここは合わないと思います)
- 苦手なものが多く、複数の品にまたがりそうな場合
なお、好き嫌いと栄養の関係は個人差が大きい話なので、この記事では踏み込みません。気になることがあれば、学校や医療機関に相談するのがいいと思います。
ツクリオを試してみるなら
我が家の主軸はツクリオです。冷蔵で届いて、家族で取り分けられて、LINEで解約・スキップ・配送日変更ができます。定期縛りはありません。
対象プランで初回4,000円OFFになるクーポンがあります。適用の条件や手順は、ツクリオのクーポンについてにまとめています。
ツクリオは、対象プランで初回4,000円OFF!下のオレンジ色のボタンから申し込みできます。
初回注文限定。指定クーポンの適用が必要。本特典は予告なく変更・終了する可能性がございます。
申し込みの流れはツクリオの申し込み方法に、家族4人分の量の話は夕食宅配は家族4人だと足りる?に書いています。
まとめ:食べない日があってもいい
宅食を使い始めてから、子どもが「苦手だと思っていたものを食べた」という場面は、ありませんでした。トマトはトマトのまま苦手で、マヨネーズもチーズも変わっていません。それは正直に書いておきます。
「食べなかったらどうしよう」という不安も、だいぶ残っています。届く箱を開けるたびに、今週は入っているかな、と確かめる自分がいます。
それでも、我が家が回せているのは、「1品ダメでも他がある」という形だったからだと思います。食べない品は大人が引き受ける。子どもには他を多めに。作り直しはしない。それだけで、夕方のしんどさは少し軽くなりました。
食べない日があってもいい。作り直さなくていい。子どもを責めなくていいし、自分を責めなくてもいい。そう思えるようになったことが、我が家にとってはいちばんの変化だったのかもしれません。
まだ迷っている方は、宅食の選び方ガイドも参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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