ふと顔を上げたら、時計の針が20時を回っている。
仕事帰りに急いで夕食の支度をして、やっと食卓が整ったころ、子どもはもうお腹がぺこぺこ。お風呂も宿題もまだ手つかずのまま。そんな夕方に、スマホの検索窓へ「共働き 夕食 何時」と打ち込んだことがある人もいるのではないでしょうか。
知りたいのは、きっと「うちだけこんな時間なのかな」ということだと思います。よその家はどうしているのか。夕食が20時になるのは遅すぎるのではないか。子どもの寝る時間に響いていないか。外れていないかどうか、一度確かめておきたい。そういう気持ちで調べている人は少なくないと思います。
この記事では、その疑問に先に答えを出してから、遅くなった日でも回すための考え方と段取りをお話しします。

共働き家庭の夕食に「普通の時刻」はありません
先に答えを書きます。
共働き家庭の夕食に、「何時が普通」という基準はありません。
勤務時間、通勤にかかる時間、子どもの年齢や習い事、家族が帰ってくる順番。どれをとっても家ごとにまったく違います。条件がこれだけばらばらなので、何時なら普通で、何時なら外れているという物差しは、そもそも成り立たないとわたしは考えています。
はぐらかした答えに聞こえるかもしれません。でも、これはこの記事でいちばん伝えたいことです。時刻を他の家と比べても、手元の夕方は少しも楽になりません。気にかけてほしいのは時刻ではなく、別のところにあります。
我が家の夕食は18時。でも、これが正解ではありません
少しだけ我が家の話をさせてください。
わたしはパートで働いていて、夫と中学生の子どもとの3人家族です。平日の夕食は、だいたい18時ごろに食卓へ出しています。
18時半を過ぎると、ちょっと遅いなって感じてしまいます。
ただ、18時という時刻は、我が家の働き方や子どもの予定がたまたまこの形に落ち着いているだけです。条件が変われば、この時刻もすぐに変わると思います。
なので、ここに書いた時刻を目安にしないでください。18時に食べている家が立派なわけでも、20時や21時に食べている家が間違っているわけでもありません。あくまで一例として読んでもらえたらうれしいです。
同じ「19時」でも、中身は家ごとに違う
比べても意味がない理由を、もう少し具体的に考えてみます。
たとえば、2つの家がどちらも19時に夕食を食べているとします。時刻だけ見れば同じです。でも、中身まで同じとは限りません。
ひとつめの家は、支度を始めたのが帰宅してすぐで、食べ終わったあとにはお風呂も明日の準備もまだ全部残っている。ふたつめの家は、支度は家族が分担していて、食後に残っている用事はほとんどない。同じ19時でも、夜のしんどさはまるで違うはずです。
つまり、夕食の時刻は「結果」であって、「原因」ではないということです。帰る時間、支度にかかる手間、食後に残っている用事。そういったものが積み重なった結果として、その家の夕食の時刻が決まっています。
結果の数字だけを並べて比べても、どこがしんどいのかは見えてきません。比べるなら、時刻よりも「食べたあとに何が残っているか」のほうだと思います。
本当の問題は、遅くなった日に「詰まる」こと
ここからが、この記事の中心です。
夕食の時刻がずれると困るのは、夕食そのものより、そのあとの予定が次々と押していくことではないでしょうか。
我が家で夕食がずれるのは、子どもの習い事の時間がたまにずれ込んでしまう日です。こちらで終わる時刻を決められないので、どうしても予定どおりにいかない日が出てきます。
そういう日に何が起きるかというと、順番はだいたいこうです。
- 後片付けが後ろにずれる
- 片付けが終わらないうちに、子どもの寝支度の手伝いの時間が来てしまう
- 寝支度が押して、就寝の時刻がずれていく
ひとつずれると、そのあとに控えているものが玉突きのように押し出されていく。夕食が少し遅れただけのはずなのに、夜の終わりのほうでまとめて帳尻が合わなくなる、という印象です。
夕飯は、作って、食べて、片付けるまでがひと続きの工程です。どこかひとつが遅れると、残りが全部つられて動きます。この工程の重さについては、こちらの記事でも書いています。
なお、子どもの就寝時間や生活リズムの感じ方には個人差があります。気になることがあるときは、ひとりで抱え込まず、学校や医療機関に相談してみてください。

詰まる場所は、だいたい決まっている
先ほどの流れを見直してみると、我が家で詰まっているのは、どれも夕食のあとです。後片付け、寝支度の手伝い、就寝。夜の後半に、しわ寄せが集まっています。
ここで大事なのは、詰まる場所が毎回だいたい同じだということです。習い事がずれ込む日はたまにしかありませんが、ずれ込んだときに困る場所はいつも決まっています。
「早くする」より「先に潰しておく」
夕食が遅れる日をなくせれば、それがいちばんです。でも、習い事の終わる時刻のように、自分では動かせないものもあります。遅れる原因そのものは消せません。
だとしたら、考え方を変えてみます。夕食の時刻を早めようとがんばるのではなく、遅れたときに押し出されるものを、先に片付けておく。夜の後半に残る用事を減らしておけば、夕食がずれても、そのあとがつられて崩れにくくなります。
時刻を追いかけるのをやめて、詰まる場所のほうに手を打つ。我が家はこの考え方で回しています。
我が家がやっている段取り
では、実際に何をしているか。我が家でやっているのは、次のようなことです。
送迎の間に、自分のことを済ませてしまう
子どもの習い事へは、夫が送り迎えをしてくれています。その間、わたしは家で自分のことを早めに片付けるようにしています。
子どもが帰ってきてからは、どうしても子ども中心に時間が動きます。だから、そうなる前に、自分の用事を先に終わらせておく。送迎の時間を「待つ時間」ではなく「自分の分を片付ける時間」にしている、というイメージです。
自分のお風呂は、シャワーに切り替える
自分のお風呂は、湯船をやめてシャワーにしています。
ゆっくりお湯につかりたい気持ちがないわけではありません。でも、夜の後半が詰まりやすいと分かっているなら、自分の分は軽くしておくほうが、全体がうまく回るように感じています。何かを少しあきらめることも、立派な段取りのひとつだと思います。
ごはんや歯磨きも、前倒しにしておく
自分のごはんや歯磨きなども、早めに済ませてしまいます。
こうして並べてみると、やっていることは全部「あとに残るわたしの用事を減らしておく」ことでした。自分の分が先に終わっていれば、子どもが帰ってきたあとは、後片付けや寝支度の手伝いに手を回しやすくなる、という印象です。
こんな風に段取りを変えてからは、寝る前にバタバタしなくなって寝付きもよくなりました。やっぱり寝る前まで忙しくしていると気持ちも落ち着かなくて寝付くのも遅くなってしまうんですよね。アラフォーのわたしにとって睡眠は大事ですから。

こうした「先回り」の考え方は、夕飯そのものにも使えます。作らない日をあらかじめ決めておくことや、疲れた日のために備えておくことについては、こちらの記事にまとめています。
夕食の時刻は変わらなくても、「作る工程」は外せる
夕食まわりで詰まりを減らす方法として、「作る工程」そのものを外してしまう手もあります。
我が家では、宅食を使う日があります。先に正直に書いておくと、宅食の日も夕食はいつもと同じ18時で、時刻そのものは変わりませんでした。
なので、「宅食にすれば夕食が早くなる」とは、我が家の経験からは言えません。変わるのは時刻ではなく、帰宅してから食卓に出すまでにやることの中身のほうです。
宅食を利用する日には、支度の手間と時間が一気に短縮されます。あたためて食卓に並べると言う作業だけなので、ほんとうに気が楽。食材を切ったり皮を剥いたりって意外と時間を喰いますよね。
もし、帰宅から食卓までの時間の大半を支度が占めている家なら、作る工程がなくなることで、時刻そのものが動くこともあるかもしれません。このあたりは家ごとの条件しだいだと思います。
我が家で使っているのは、ツクリオ(旧つくりおき.jp)です。
- 冷蔵で届く、取り分けて食べるタイプのおかず
- 電子レンジで温めるだけで、目安は5分ほど(温め時間は商品によって異なるので、公式サイトやパッケージの表示をご確認ください)
- メニューは週ごとに入れ替わり、自分で選ぶ形ではない
- LINEからスキップや配送日の変更、解約ができ、定期の縛りはない
メニューを選べないぶん、「何を作ろう」と考える手間もひとつ減ります。宅食そのものが共働き家庭に合うかどうか、ツクリオを実際に使った感想については、こちらで詳しく書いています。

子どもの帰りが遅い日は、先に食べる人・あとで食べる人に分ける
我が家でも、子どもの習い事の時間がずれ込んで、帰りが遅くなる日がたまにあります。
習い事への送迎は夫がやってくれています。なのでごはんを全員分用意したあと、わたしだけ先にいただき、夫と子どもは温め直して食べることにしています。
家族全員がそろってから食べる、という形にこだわると、いちばん帰りの遅い人に全員の夕食が合わせることになります。そうすると、先ほどの「詰まり」が家族全体に広がってしまいます。
取り分け型のおかずは、食べる分だけ取り出して温められるので、先に食べる人と、あとから食べる人に分けやすい形だと思います。先に食べられる人は先に済ませて、夜の後半に残る用事を減らしておく。帰りが遅い人の分は、帰ってきてから温める。そうやって分けておくと、ひとりの予定のずれに全員が引っぱられずに済みます。
家族の人数によって、量が足りるかどうかも気になるところだと思います。そのあたりはこちらの記事が参考になるかもしれません。
作る工程をひとつ外してみたい人へ
夕食の時刻を無理に動かさなくても、作る工程を外すだけで、夜の詰まり方は変わってくると思います。
ツクリオは、対象プランで初回4,000円OFFになる特典があります。適用のしかたなど詳しいことは、クーポンの記事にまとめています。
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まとめ:夕食は何時でもいい。詰まらなければ回る
最後に、この記事の内容をふり返ります。
- 共働き家庭の夕食に、「何時が普通」という基準はない
- 夕食の時刻は結果であって、原因ではない
- 困るのは時刻そのものより、遅れたあとに予定が「詰まる」こと
- 詰まる場所は、だいたい決まっている
- 時刻を早めるより、詰まる場所を先に潰しておく
我が家の夕食は18時ですが、それが正しいからそうしているわけではありません。我が家の条件だと、たまたまそこに落ち着いているだけです。20時でも21時でも、その家の夜がちゃんと回っているなら、それで十分なのだと思います。
他の家と時刻を比べて落ち込むよりも、自分の家では夜のどこが詰まりやすいのかを、一度だけ見てみる。それだけで、遅くなった日の夕方が少し軽くなるかもしれません。
夕飯を「買う」「頼む」ことに、どこか後ろめたさを感じてしまう人もいると思います。そんな気持ちについては、こちらで書いています。
宅食を使うかどうか、まだ迷っているという人は、選び方のガイドもどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。










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